なぜ親族限定なのか?

保証人を求められるときに、「親族限定」となっているケースが良く見られます。

 
特に連帯保証人に関しては、親族に限定している場合が多くなっているでしょう。

 
そもそも保証人と連帯保証人の違いは、抗弁権の有無です。

 
保証人には抗弁権がありますので、請求に対して借主への請求を求めることが出

 

来ます。

 
連帯保証人には、この抗弁権がありません。

 
金銭貸借における連帯保証人は支払義務を反故すると、その連帯保証人となっ

 

た本人の信用情報に傷がつきます。

 
そういったことから、赤の他人であっても、連帯保証人本人もその対応を行いま

 

す。

 
しかし、住居の賃貸といったケースで親族以外が連帯保証人となっている場合に

 

 

は、対応を渋るということも多々あります。

 
連帯保証人となっている時には、家賃を含めた事後処理に対して協力が得られ

 

ないということになる可能性が高いのです。

 
単純な家賃の滞納であれば、極力借主本人へ善処を求めることが可能です。

 
しかし夜逃げや自殺といった本人不在の事故が起きてしまえば、連帯保証人に

 

対応を求めるしかありません。

 
この時に他人であればたとえ連帯保証人であっても、処理に対して非協力的であ

 

る事が殆どと言ってもいいほどです。

 
親族はその点、問題解決に協力的であることから、親族限定となっているのです。